兼本先生 フリースクールへの思いを語る2

インタビュー再び

  • 兼本先生

    ― 兼本先生、こんにちは。フリースクールを始められてから、どのくらい経ちましたか?


    そうですね、もう一年半くらいですか。

    ― どんなことがありましたか?


    親御さん向けのカフェ(創伸館主催の不登校者向けのボランティア懇談会)や、子供さん向けのワークショップ(同じく、ボランティアのクラフト講習会など)をやっています。
    そこに来られてから、フリースクールに来るようになった生徒さんも多いです。
    最近は、ホームページを見て来られる親御さんも多いですね。
    それで、子供たちも増えてきました。最初は尼崎だけを対象に考えていたんですが、いまは西宮や伊丹・大阪から通ってくる子もいます。
    今度は尼崎の潮江に新しい教室を立ち上げるんですが、そうすればJRで通ってくる子供たちも出てくるかなあ。
    とにかく、うちと言うより、フリースクール自体を知らんかった、という親御さんもいてはったので、国でも法案が通りましたし、フリースクールの認知をどんどん上げて行かないとあきませんね。
    学校や行政とも協力していきますが、来てる子供さんの学校には必ず訪問するようにしています。それも月一回行くようになったら、だいぶ学校の先生の印象も変わってきました。校長先生と話することもあるんですが、お互いに子供たちのためになることをやっていこうと言っています。
    はじめは、やっぱりね。向こうも「なんやねん!」みたいな(笑)。
    フリースクールというものを、お金儲けのためのものか?みたいに思われていましたね。
    最近は変わってきました。毎月行くようになってからですね。出席カウントしてもらえるところは、半年から一年で半分近くに増えました。
    教育委員会に言われていたのは、フリースクールから学校に戻っていった子供が多いとか、そういう実績を何年もかけて積み上げて、市とかに認めてもらうんや、みたいなことでしたが、実際学校に行くと、そうじゃなくて、こっちの熱意で動くんかな?と思いますね。まずはこっち側の熱意がないと始まりません。

    ― 先生の方は、学校に対しての見方は変わりましたか?


    ハハハ、ありましたね!めっちゃありましたね(笑)。
    やっぱりね、はじめは学校がちゃんとしてへんから、子供らも困って、親御さんも困ってるんやと思ってました。
    実際学校ができてないのも事実やと思います。ですから、子供たちのためになるものを、民間であろうが公的な機関であろうが、もうちょっと学校以外ものを認めてもいいんじゃないか。
    学校みたいなところに特定してしまうと、子供たちはそこだけが学びの場じゃない、て思ってるのに、どうしても強制みたいなことになってしまう。それ自体が嫌や、という子も多いんです。
    学校行かない子の理由として、いじめがどうこうとかありますが、実際ここに来てる子の半分くらいは、集団生活になじめない、という子なんです。問題はさまざまなんで、行政の方も幅広く見てもらえたら。解決方法、子供たちが学べる機会、というものは増えていくんじゃないか、と思います。

    ― 行政の方で、これから学校に替わるものを作っていく予定はあるのでしょうか?


    子供たちのために、学校以外の教育の機会を作るとは言うています。ただそれが直接フリースクールかというと、それだけではないんです。
    うちも、うちのスタイルがええと思ってやっていますが、学校に沿ってできてるかというと、100%そうではないですね。うちも学習指導要領をみんなで勉強したり、教員免許を持っている人もスタッフにいますし、ぼくも教員免許を取ろうと思ってます。
    僕は別に学校を作ろうとは思わないですが、ある程度子供たちのニーズに合わせた部分も必要じゃないかな。ただ、その上で、どこからでも、社会に-学校社会だとか、地域社会だとかに-戻っていけるように、勉強はしっかりしていきたいな、と思っています。

創伸館の特色

― そういう一般の対応の中で、創伸館の特色というようなものは?


そうですね。親御さん方がここをどうやって知るに至ったかの経緯ですが、毎月開いている「不登校をプラスに!deカフェ」や、ホームページを通じて知った方もいるし、教育委員会から聞いたという方もいます。
ぼくとしては、まず親御さんにうちのスタンスを理解して欲しいな、と思います。ぼくはフリースクールで子供たちを囲うつもりは全くありません。
やっぱり、ゆくゆく社会に出て行って、活躍して欲しいんです。学校もそうやと思うんですよ。
学校も、社会に出る前の段階の力をためるところで、ぼくはうちのフリースクールもそのためにあると思っています。傷ついた子供たちが、ずっとおるところではありません。
一時的にでも、全然いいと思うし、そのために、傷ついてるのを共有できるとか、傷ついてても、あそこに行ったら気が晴れるやろとか、前を向けるような場所にしたいと思っています。
そういう意味では、いろいろな経験ができたらいい。勉強だけ教えるとか、課題に対してだけアドバイスするとか、ということではなくて、先生から友達になったりとか、そうやって楽しく過ごせる場所にしたいな、と思ってます。

― フリースクール・塾を大きくする、と聞きましたが?


今度、四月から尼の潮江に潮江校を出します。いまのところ、尼崎や近くの伊丹や西宮・大阪などから歩くか電車やバスで来れるようにと考えています。

― フリースクールに入ってくる子供は、どういった感じの子供なんでしょうか?


いろいろですが、うちに来てる子は、集団生活になじめない、というような子供が一番多いですね。
いじめられた子もいます。不良の子とかはいないですね。皆来たら、まじめに勉強します。

― 見たところ、よくしゃべる子もおれば、あまりしゃべらない子もいて、個性に差があるような感じですね。


そうですね、個性があります。学校でも一緒ちゃうかな?しゃべらない子でも学校行く子は行ってますし、ぼく自身も中高のときは、教室の中でもほとんどしゃべらなかったんですが、やけど学校には行ってました。
集団がどうしても苦手、というか、みんなとうまくやらないといけない、っていうのをしんどいと思う子供が多いですね。ぼくもそうやったし。
そういう意味では、ぼくによく似た子供たちが来てんのかなあ、て思います。

― 子供たちの年齢層は?


基本的には中学一年の秋から来る子が多いですね。
中一に限らず、問い合わせが多いのも、九月ですね。夏休みが明けてから。最近は小学生の子も来だしました。
女の子・男の子は、半々くらいかな。上の方は、今は中三が一番上です。

― 初めのころは、成人した人も来るような印象があったんですが。


ひきこもり、と言われる子たちも受け入れようと思っています。
ただ、ここは言い方がむつかしいですけど、病院ではないんで、いろいろ話を聞いた上で、病院のほうがいいと思った子には、親御さんに一度病院に、と話すケースもあります。
いまは逆に、病院から、勉強を見てもらいたい、との問い合わせの電話がかかってくる場合もあります。

― 子供たちのおかれている「学校」という教育環境についてどう思われますか?


それこそ昔は、ぼくは公立の学校について否定的でしたけど、やはり学校て言うものは、子供たちにとって大事なものやと思います。
本来は、すごくいいところなんじゃないかな。それが担任の先生だとか、いじめる子だとかによって、ガラッと変わってしまい、自分の居心地のいい本来の空間が、悪くなるのは悲しいですね。

― 学校の先生と会っておられますが、学校に対する感じ方もお変わりになりましたか?


ああ、ありますね。基本的には、先生はやっぱり子供たちのことを思っている、と。なかには「ほんまに先生か?」と思うような先生もいて、教育者には、ある程度のセンスが要ると感じます。
うちのフリースクールでも言っていますけど、ちゃんとベクトルを子供たちに合わせない教師は正直、要らないです。教育の世界から去って欲しい。「まず自分」じゃなくて「まず子供」ですね。
仕事としてするのではありません。教育というのは特殊なもので、仕事という感覚でいて欲しくないですね。「子供たちのため」という目的感の無い教育はどうかな、と思います。

― サラリーマンでなく、教育者ということですね。


そうです。やっぱり腹決めてやれへんかったらできへんことです。

― 子供たちになにをしてあげたいですか?


前のインタビューにも書きましたけど、「学校に行きたなかったらうち来いや!」ということですね(笑)。
大人でも、働きやすい環境で働きたいでしょう?やのに子供は行くとこが決まってて、ここに行け、と言われます。
毎日いじめられるのに、そこに行け!ておかしいでしょ?大人が場所選べるんやったら、子供も選んだらええんちゃうかな、という事ですよ。
大人にもリフレッシュ休暇あるねやったら、子供にもあったらええと思うんです。
なんで子供たちだけ休んだらだめ、みたいな事になってるのか。休むことが悪いとは思わないです。
それをどう使うのかを教育すべきであって。子供たちの権利があまりにも少なすぎます。
なんでもありではなく、子供たちもルールを守るなかで生活していかなあかんけど、子供たちにも権利は必要です。

― 子供たちに、自主的にして欲しいことはありますか?


本読むことかなあ。英語しゃべるのも大事とは思いますけど、もうちょっと日本語の活字に慣れないと。
最近は文章題を読めない子がいますが、それを教えるのにもテクニックに頼るのでなく、子供たちの頭をいっぺんまっさらにした状態で文章題出して、あ、これはこうして解くんちゃうかな、といろいろ試してみることが大事だと思います。
もっと自由に読書もして、まんがもよし、ゲームもテレビもよし、だと思います。べつにあかんものはひとつもないので。

― 子供たちの将来をどう考えますか?


これは皆それぞれ意見がちゃうと思います。
やりたい事ができた子は、楽しい人生やと思いますし、そういうとこに行きつけなかった子は、楽しくないと思うかも知れないし。
でも、あきらめずにやり続けて欲しいな、と思います。なにかを犠牲にして、夢ばっかり追い求めるのでもなく、失敗しながらでも自分の夢を持ち続けるというか。
夢なんかも途中で変わっていいと思うしね、人生長いんやし。いろんな自分の可能性を、もっともっと試して欲しい。
そういう想像力をつけるためにも、本を読んだりとか、いろんなものに触れて欲しいです。
最近塾の子らに言うのは、いっぺん海外行って来い、と。英語できるできない関係なく。海外出て、感じてみることが大事や思うし、触れてみる事で何かが変わるかも知らんし。「金持ちになったから成功や」とか、そういう判断じゃなくて、大きい夢をもって欲しいな。

― お金は本来、生きるための手段やのに、本末転倒になっていますね。


そうですね。お金のために生きてる、みたいな。
もうちょっと考え方を変えて、お金とは、自分が使うべきものなんであり、使われるものではない、とね。
その辺のお金の勉強も、もっともっと学校でもするべきやと思うし、塾でもいろいろしたいなと思います。

― したい事がないのに、お金があっても仕方がない。


そうですね、そんなタラフク食ってなんやねん、みたいな(笑)。
なんか、お金を人のために還元できる、おっきい大人になって欲しいですね。
いまからの子供たちも、いろんな分野が今はあって、なるもの制限されてないし、やりようによっては楽しい人生ちゃいますかね?

行政への対応

― 行政は不登校に対して、これからどういう対応をするのでしょうか?


最近、韓国でも一般ピープルの力で大統領退陣、というようになってきてるでしょ。
民衆・大衆が持つ力が世界では大きなものになってきてます。
そういう意味から言うと「不登校」の子供たちというのは「自分は学校に行かない」と言ってるんで、そういう力が行政を動かす、というのはありえるんじゃないか、と思います。
ぼくが若いころは、そういう事も言えなかったけど、今の子供たち、というのは自分たちの時間を投げうって、そういうことに抵抗しています。
この意味では、すごく力を持った子供たちやし、社会にも影響を与えていると思います。行政もそれに対して、動かざるを得んでしょうね。
ただ、学校に行かないことで、子供たちが思い返してみて、思い出したくもない青春時代にしては欲しくないな、と。
その意味では学校に替わる何かが必要じゃないか、そういうのがあって、フリースクールをずっとやりたいな、と思ってたんですよ。

― 外国の思想家にも、日本の不登校に注目して、「これは資本主義に対する抵抗やから大事にせないかん」と言うている人がいました。


子供たちは、ただ「ノー」と言うてるわけでなく、嫌なことに対しての「ノー」なわけですよ。
何に対してもノー、と言うだけの大人よりよっぽど考えてるわけです。
ただ、人材として考えると、勉強はせなあかんと思います。
親御さん方に聞いても、学校に行かない子供たちは昼夜逆転してて、YouTubeばっかり見てるようです。まあ、自分で勉強しているという話は、ほぼほぼ聞かないですね。
親御さんは、それやったらあかん、いう事で勉強できるところを探してるわけです。それを行政が認めれば、自分に合えば子供たちはそこに来るし、合わへんかったら、またほかのところを探すし。
でもぼくは、学問の場というものは、本来、自分で探すものやと思うんです。
行かなあかんから行ってる、みたいな受け身の学問しとってもおもしろくないでしょう。
この創伸館は、ぼくは情熱だけは誰にも負けへんと思てるし、スタッフもええ先生そろてるし、学校にも負けへんくらいなんで、学問する場としても、いいんじゃないかなと思います。

  

― 行政に対して、先生側からの働きかけなどはありますか?


いまは、尼崎市の議員さんを通じて、教育委員会とかに対して今後の取り組みに対し、質問や要望を出したりしています。
この前議会でも質問とかしてもらえたみたいで、それが他の市でもできたらな、とは思ってますけど、それによって何かが変わるのか、というのは今の段階ではわかりません。
学校訪問もそやったんですが、続けることが大事かな。行政の方は、めんどくさがってるんちゃうかな、とは思いますけど、ぼくは教育いうものは、将来のために大事なものやと思ってるんで、学校行けへんだけの子供たちをそのままほったらかしにしとったら、社会的な損失やと思うんです。
埋もれてる子いっぱいいますからねえ、能力的にも。ぼくはそういう子供たちを、掘り起こすというか、社会に戻してくる方法を、もっともっと本気で行政が考えるべきやと思うんですよ。
ぼくには、訴えていく事しかできないんですけれども。

フリースクールの子どもたちへ

― それでは、先生は子供たちになにができますか?


ぼく自身ですか?ぼく自身はなにもできないです。勉強も教えられへんし(笑)。
ぼくは熱く語る事しかできないです。でも、最近気をつけてるのは、話しを聞くことですね、語る前に聞きます。
ある時はがまんしながら。でも、まず話ししてもらえるように、ちゃんと話しかけるようにしてます。

― フリースクールの子供たちと塾の子供との関係はどうですか?


最初はねえ、やっぱりなんかフリースクールに来る子は、ここに来る子とでも、しゃべりにくいとか、会ったら気まずいとか、あるんかな?と思ってました。
でも、うちは一か月に一回、エクスカ言うて遠足してますんでね、そんときに仲良くなったりとかして、別に垣根ないですね。
フリースクールに来てる子でも、普通にしゃべったりとかもするし、挙句の果てには踊りまくってるやつもいますからね(笑)。
まあ、全体的に楽しめてるんじゃないか、と思います。

― 不登校・ひきこもりの子供たちの親御さん方へのメッセージをお願いします。


カフェをするようになったのも、どこに相談に行ったらわからない、というような人がいるからです。大体聞く話が、行政に行くとたらい回しにされて、最終的にどうにもなってない、と。
やったら、子供たちが合うようであれば、一日ちゃんと楽しく過ごせるように、うちに来てもらったらええんじゃないかな。
まずは、親御さんの気持ちが楽になるというかね、話することで、女性の方はとくに、少し胸のつかえが取れたりとかすることもあるんで、できたら話をしに来てもらえたらな、と思います。
電話でもいいんです。昔、電話で一時間くらいしゃべったりした事もありましたけど(笑)。
でもやっぱり、その後、その親御さんも来られましたし、面と向かってゆっくりしゃべった方がいいんじゃないかな、と思います。
子供さんが学校行ってへんことが恥ずかしい、てあまり思わなくてもいいんじゃないか。問い合わせは、結構遠くからかかってくることもありますね。


― どのぐらい遠くですか?


尼なんで、伊丹・西宮ですよね。この前は神戸からもありました。どんなとこか、一回見に来てもらえたらな、と思います。
ほんまに、気軽に電話してもらえたらな、と。

― 不登校・ひきこもりの子供たちへのメッセージをお願いします。


ま、「楽しくやろうぜ!」かな?みんな、多分楽しくできてないと思うんで。
ぼくはね、YouTube見るとか、まんが読むとか、全然否定はしないですけど、青春時代には、それ以外にできることも、すべきこともあると思います。
ぼくは、なんて言うんかな、まずは勉強。ここは外せない。まんがやYouTubeも、休憩としては全然いいと思うんですけど、勉強から逃げたらだめ。
勉強から逃げる子は、必ず、何に対しても、しんどくなったら逃げます。
大人になって、しんどいです。だから、分かる事とか分かれへん事とか、いろいろあるやろうけど、社会に出てからも、そういう問題に直面することがあると思うんで、そこから逃げへんような子になって欲しいな。
成績を上げるとか、そんなんは二の次で、やっぱり色んなことを知る、っていう事は大事かなあ。世界が広がると思うんです。
YouTube見て楽しいだけ、ではやっぱりなんか片寄っていくと思うんで、それもありやし、勉強も必要、みたいな。欲張っていって欲しいな、と思いますね。
スポーツもし、勉強もしてね。勉強しかできへんねん、とかスポーツしかできへんねん、とかそうじゃなくて、どっちも出来るような大人になっていって欲しいな、と思います。

― 「エクスカ」というものがあるようですが、どのような感じでやっていますか?


まあ、遠足ですよね。
担当の先生に、どこ行ったらいいですかね?みたいに進めています。最近やっぱり美術館とかが多いですね。
学校で、まず行かないところを、というのが第一です。
絵なんかも普段そんなに見ないですし、いろんな経験をして欲しいんですよ。
いま目玉になってきてるのは、観光地に行って、外人さんに英語でしゃべりかける、いうイベントですね。
まず、外人さんと英語でしゃべることがないでしょう。ペン持って勉強はするけど、喋らない、とか喋れない、とかね。
やっぱりもったいないと思うんで、自分の知ってる英語でしゃべれたらなあ、と。結局はね、勉強じゃないんですよね、度胸ですよ。ただのナンパですからね、あんなんはね(笑)。
知らない人にしゃべりかける、って言うのもひとつの経験になるかなあ、と思いますね。その中で、普段あんまりしゃべらない先生としゃべったりとか、さっき言ってたフリースクールの子が、塾の子としゃべったりとか、小学生を中学生が誘導したりとか。いろんな普段見れない姿が見れるんで、いいんちゃうかな、と思います。

― 創伸館の先生方はどんな感じですか?


アルバイトの子も含めて10人くらいですが、一言でいうと個性が強い。
とにかく子供のために頑張って欲しい、持ってるものを出して欲しいな、と思います。
結構おっさんも多いんで、そろそろ出し惜しみせずに、どんどん出して欲しいな、と思います。

― ぼくからはこのぐらいなんですが、他に何かおっしゃりたい事はありますか?


何かあったら、いつでも相談しに来てもらえたらな、と思います。
あんまりかたっ苦しいとこでもないんで。
いまは尼崎だけですけど、別に全国展開するとかそういうことではなくて、これからそういう場所を増やして行きたいな、とは思ってます。

― 最後に、前回もおっしゃっていた、「信州の夢」なんかはどうなっていますか?


ワハハハ、それ、話し始めたら長いですよ(笑)。
―ふくらんでるんですか?(笑)
ふくらむというか、ぼくもともとフリースクールって言うのは尼崎でやるつもりはなく、日本の真ん中の長野でやりたい、と思っていました。
なんで真ん中かって言ったら、日本全国から来れるように、日本のど真ん中でやりたいな、と。
長野でやるときは、親元を離れてね、出てくるような形で、寄宿舎なんかで出来たらな。
そのやる場所は、廃校になった学校を使ってできたらいいんじゃないかな、と思っています。
基本的には午前中勉強で、昼から課題自分でもってね。
やりたい事と今やってる事は、そんな変わってないですけど、場所的にはやっぱり、尼崎のこんな空気が汚いとこよりかは、長野の空気がきれいなところで気持ちよく過ごせたらええな、と思います。
社会から隔離するようなつもりで長野で、というんじゃなく、いったんリフレッシュしたらどう?みたいな感じで、ぼくが60歳になるときには、長野に行ってそういうことしたいな、と思っています。

―それではどうもありがとうございました。(終わり)
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